Maya環境は汚さずにPythonライブラリを使用する。

概要

Mayaに直接パッケージをインストール等はせず、Maya起動時にバッチなどでPYTHONPATHを追加して使用する方法。
結構一般的かもしれないが、忘れない様にまとめ。

前提環境

手順

Mayaにpipをインストールする

AutodeskMAYAにpip, numpy をインストールする方法
mayaはpython2.7(以降mayapy)なので、
一見通常のpython2.7をインストールしてそこからインストールしても良さそうですが、
該当するdllがなかったりしてnumpyなどはエラーとなります。
そのため、mayapy自体にpipのインストールを推奨します。

mayapyへの環境変数のpathを通す

今後利用する場合、あらかじめPATH通しておくと楽です。
デフォルト
"C:\Program Files\Autodesk\Maya2020\bin"

::通す前
"C:\Program Files\Autodesk\Maya2020\bin\mayapy.exe" -m pip freeze

::通した後
mayapy -m pip freeze

パッケージを直接インストールせず、--targetフラグで別のフォルダへインストールする

直接インストールすると配布環境全てでインストールする必要が出てくるため、
--targetフラグでターゲットフォルダへインストールする。
("C:\Users\Tack2\Documents\"の部分は各自環境に置き換え)

::例
mayapy -m pip install pytest -t "C:\Users\Tack2\Documents\maya2020-sitepacages"

バッチファイル等で対象のフォルダを追加した状態でMayaを起動する

set PYTHONPATH="%PYTHONPATH%;C:\Users\Tack2\Documents\maya2020-sitepacages;"

maya